『才能を伸ばす』そう簡単に言っても、どうやったら才能って伸ばせるんでしょうか。そもそも自分自身に才能があるって思いたくても思えないような気持ちになることも。
何となく上手くいかなくて『私っていつもこうだな』、『どうせできないよ、だって私いつもそうだから。』そんな風に自分自身にマインドブロックをかけてしまうことあるかもしれません。
ですが、子供から大人になるまでにたくさんのことが出来るようになっているはずです。当たり前に出来過ぎて、出来ていることにすら気づかない。マインドブロックをかけて、出来ない言い訳や、やらない理由を探す前に思い出してほしい2つのことがあるんです。
条件①話を素直に聞く
小さな子供の時には、好奇心旺盛で、大人の言うことはすべて正しいんだろう、そんな風に思って一生懸命に学校で勉強したり、運動したりしていたのではありませんか。
つい大人になるとそんな子供の時に、あたり前にしてきていたことが出来なくなる。乾いたスポンジが水をよく吸うように、大人になった今でも素直にアドバイスを聞くことが出来たら、きっとあなたの持っている才能は、今以上に開花していくことと思います。
ついつい人生経験が多くなると、斜に構えたりして素直な心で人の話を聞けない。なんて事あるかもしれません。何か言われたら、人生経験があるから自分の話をしてあげないといけない。そんな風に勘違いしている方、よく見かけます。
人の話を最後まで聞かずに、一言二言の相手の話から、自分が思いついた話を一方的にしてしまう。そんな人、とっても多いです。相手の話をよく聞いて、何を言おうとしているかの意図をよく理解したうえで返事を返す人って、本当に少ないです。
特に、女性には本当に少ないです。一言二言の話を聞いただけで、『それはダメよ、そうじゃないわよ。』『私の場合は…。』と自分語りを始めてしまう。
そんな親だったとしたら子供にとっては厄介だと思います。学校であった話をしたいだけなのに、親から意見を言われてしまう。経験の浅い子供ながらに学校などでの子供の社会の中から子供なりに学んでいることが必ずあります。
なのに、『お母さんの時には、…、』『お父さんの時には、…』と延々と自分語りが始まる。子供は話を聞いてもらえた気がせずストレスをためていきます。その結果、話をしなくなるでしょう。
相手が子供であれ、大人であれ、話をしっかりと聞き、相手の意図していることを理解すること、大切だと思います。素直な心で、人の話を聞くことが出来る人は、自身の持っている才能を伸ばしていく素質があると感じます。
条件②練習をする
才能があっても練習をしなければうまくなりません。九九を理解していても、使えるようになるまでには、何度も何度も繰り返し練習して覚えたはずです。
もっと遡れば、赤ちゃんだったころは、転んでも転んでも歩く練習をしていたはず。ときには大人の手を借りながら、もうこれ以上歩かない、そんな風に思ってくずったこともあるかもしれません。ですが一晩寝て元気になれば、また次の日から、歩く練習、食べる練習、走る練習を知らぬ間にしていたことと思います。
何カ月も何年もかけて、様々なことを出来るようになってきました。ひとりで電車に乗るのが不安だったころもあったと思います。ですが、大人になった今では、どこへでも出かけていけるほどに。
自動車に乗る方は、自動車学校で訓練を受けたはず。自動車学校では、時速40kmを出すのも怖くてアクセルを踏み込めなかったのが、今では、高速道路を走れるまでに成長したりしているのではありませんか。
何年もかけて、繰り返し繰り返し練習してきたことって、たくさんあると思います。毎日毎日繰り返し、ご飯を作ってきたからこそ、今では20分もあれば3,4品のおかずの準備も出来てしまうのではないでしょうか。
練習しているとも思わないくらい自然に繰り返し練習していくことで、才能って伸ばしていけると思います。
浅田真央と宇野昌磨の共通点とは?山田満智子コーチの言葉とは?
フィギュアスケートの浅田真央さんと宇野昌磨選手の共通点を、山田満智子コーチが話されていたことがありました。浅田真央さんにも宇野昌磨選手にも共通した2つのことがあるそうです。
まず1つ目は、類まれなる才能。生まれつきに持った素質の良さ。
そして2つ目は、その才能を伸ばすための努力が出来ること。繰り返し繰り返し練習して、自分自身の才能を開花させることが出来る。それも才能の1つ。
そうおっしゃっていました。類まれなる才能だけ持った子はいても、その才能を開花させるのは自分自身の努力でしか開花させられない。何時間も何日も、何年もかけて繰り返し繰り返し練習して、自分自身で才能を開花させる。
それが出来る才能が、浅田真央さんにも宇野昌磨選手にも備わっているのだと話されていました。特別な才能がなくても、繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し練習することで才能を開花させたのが、宮原知子選手。
宮原知子選手のコーチ、濱田美栄コーチは、宮原知子選手のことを『どんくさい子』だったと言われていたことがあります。でも人の何倍も何十倍も練習して努力し続けることで、才能を開花させたことに、濱田美栄コーチ自身も宮原知子選手のことをすごく認めているように感じました。
本田真凜選手には、類まれなる才能がたくさんあると思います。スケートの技術だけでなく、生まれながらに人を引き付けてしまう華やかさ、それも才能だと思います。そんな人よりもたくさんの才能を持ち合わせている本田真凜選手が、その才能をコツコツと磨くことが出来たら、妹の本田紗来選手がシニアに上がってきたとしても、そう簡単には追いつけないのではと思います。
そんなフィギュアスケート選手たちを見て、コツコツと練習を続けること、努力を積み重ねること、大切だと感じています。1つの試練がやってきた時に、それを諦める理由を探す時間があったら、その試練をどうすればクリアしていけるのか、その方法を考える時間に使っていくことが人を成長させる、そう感じます。逃げるために努力するのか、クリアするために努力するのか。どっちが人を成長させるのかは一目瞭然のような気がします。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
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