昨今話題になっている『起業』という言葉、何となく新しくって夢があって憧れてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分の足で立って、仕事をして収入を得て、何となくかっこいい。
そんな風に見えてしまうこともある『起業』という言葉。起業されている方々のブログやお話を聞いているうちに、ある共通することがあるなと思ったのでブログに書きたいと思います。
もしかしたら自分にマインドブロックをかけて『起業』を斜に構えてみていた方の心にも潜在的にこんな気持ちがあるかもしれません。
起業しちゃう人ってどんな人?
起業している人は、起業するべくして起業しているなと感じます。例えば、こんな項目にチェックが当てはまったら、あなたは起業しちゃう人、かもしれません。









人間には、色々な表現の仕方があるので、こんなチェック項目に当てはまらない人もいるとは思います。ですが、起業している人を見ていると、起業するべくして起業しているように感じます。
一言で言うと、『器用で、何でも自分で出来ちゃう人』です。企画も出来るし、プレゼンも出来る。資料も作れるし、営業も出来るし、経理も出来るし、広報も出来るし、決断も出来る。
例え何かが出来なかったとしても、それが出来るようにと努力が出来る人。そんな人が起業して成功していると感じます。
例えば、お客さんを集める知識がないなと思ったら、自然とお客さんを集めるような知識を得られる方へと自分を突き動かして、努力して習得する。自分に欠けているものを満たせるような行動を起こすことが自然と出来る。
何でも完璧にすべてこなせる人は少ないと思いますが、足りないものを習得する努力をする才能がある人。そんな人が、組織の枠から外れて、なるべくして独立起業しているように感じます。
雇われ続けられることも1つの才能!
一見、『起業』『独立』『会社経営』と聞くと、うらやましいような気分になってしまいます。ですが、きっと起業している方の中にも、組織の中で働き続けて、十分な収入や良好な人間関係を築けていけている人を見たら、うらやましいと感じるかもしれません。
ある学校の校長先生とお話をしたことがあります。その先生のお話がとても意外だったので、書きたいと思います。
『なぜ、教員を選んだのですか。』と質問をした時のお返事です。
自分には、この道しかなかった。
学生時代には、アルバイトもした。パンが好きだから、パン作りの工場へアルバイトへ行った。でも生地1つこねられず、パートのおばちゃんに『何しに来たの?』と笑われた。生地がこねられないから、別のアルバイトをした。それも、上手くできなくて落ち込んだ。どんなアルバイトをしても上手くいかなかった。
自分は何が出来るんだろう。
そう思った。そして、大学の教育実習に参加。子供たちの屈託のない笑顔に救われた。この子たちのためになら、自分も何かしてあげられるかもしれない。そう思ったから、教師になった。
エリート街道まっしぐら。悩みなんてないんじゃない?お金もあるし、地位もある。もちろん経験もあって、誰からも信頼を置かれている。そんな羨ましいだけの人からの、『この道しかなかった。』という言葉。
とても意外でした。起業している人の中には、『起業したかった。』と言うよりも、『起業するしかなかった。』という言葉の方が近い人もいらっしゃるように思います。
独立起業して活躍されている方を見ていて思ったことを書いてきました。人の感じ方や言葉の表現は、人それぞれだと思うので、そんな風には思わないな、と感じた方もいらっしゃったかもしれません。
ですが、組織の中で何かしらの違和感を感じて、居場所がないように感じている方は、『起業するしかない』人生なのかもしれませんよ。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
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