我が家の子供達は、思春期真っただ中。難しい年ごろになってきました。生まれたばかりの頃は、慣れない育児に精神的にも体力的にもいっぱいいっぱいで、こちらが泣きたくなるようなこともありました。
ですが育児を何年もする中で、子供を育てているというよりも、子供に親が育てられていると感じることが多々あります。いつだったか、『子供のことを勉強しないとね。』と教育番組でたいそうのおにいさんをされていた、ひろみちお兄さんこと佐藤弘道さんが仰っていました。
『子供のことって、何を勉強すればいいんだろう。』とその時は思いました。ですが、少しずつ本を読んだりする中で、子供のことを勉強する、ということの意味が分かってきたような気がします。
そんな中、わが家のパパと娘が喧嘩しました。ママとして私なりに落としどころを考えてみました。
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パパと娘が喧嘩しました!パパの主張と娘の主張の相違とは?
先日、パパと娘がけんかしていました。温厚な夫なので、そんな激しい喧嘩ってほどの喧嘩でもないのですが、まあ言うなら、『意見の相違』って感じでしょうか。
それぞれに主張する意見があって、それが、親子関係だけでなく、ビジネスだったり、普段の人間関係にも活かせることだと思ったのでまとめてみます。
パパの主張『視力回復のためにコンタクトレンズを外すこと』
喧嘩をしたのは、ある日の夜。視力の悪い娘が一日中、コンタクトレンズをはめていることを心配した夫(パパ・父)が『コンタクトを家に帰ったら、外しなさい。』と言いました。
眼科の先生から、コンタクトレンズをはめていると視力の悪さが進んでしまうから、家に帰ったら外すように、と言われているからです。
まだ10代の娘なので、コンタクトレンズで目を酷使するのは視力が悪くなることにもつながる、まだ視力が良くなる余地がある、なので、コンタクトレンズは家に帰ったら外しなさい。という主張です。
娘の視力を心配する父親としたら合格点な発想のような気がします。『確かに。』と言いたくなるような、正論です。まだ10代の若いうちからコンタクトレンズをすることで、視力が悪くなるのは、眼下の先生から私も聞いたことがあるので、その通りなのだと思います。
娘の主張『コンタクトレンズを外したら見えないから、寝るまで外せない。』
では一方、10代の娘の主張はというと…。
娘はかなり視力が悪く、『コンタクトレンズを外すと、物の形がぼやけるどころか、色しかわからない。』というのです。確かに、コンタクトの視力で言うと-4.0ほど。裸眼の視力で言うと、多分-1.0以下ですね。
なので家に帰ったからと言って、コンタクトレンズを外したら、何もできない。なので、コンタクトレンズは寝るまで外せない。というのが娘の主張。
こちらも、『確かに。』ですね。『メガネにすりゃいいじゃん。』と言われそうですが、お風呂に入ったり、顔を洗ったりしている間はよく見えません。日常生活をするのも不便ということのようです。
その落としどころをママなりに考えてみた!
父親の主張と娘の主張、どちらもそれぞれの理に適っている主張だと思いませんか?
今以上視力を悪くしないようにするためには、少しでも悪くならないようにと、コンタクトレンズを外して温存しておいた方がいい。でもコンタクトレンズを外したら、目の前にあるものも見えない。
ということで、ママなりの落としどころは、『コンタクトレンズをはめて寝る支度をして、早く寝なさい。もちろん練る時にはコンタクトは外してね。』というところです。
パパの目線でパパの主張を繰り広げていても、娘が納得できるわけはありません。逆に、娘の主張を繰り広げていても父親としたら、納得できないのでしょうね。
でも高校生になった今、これから視力が良くなるということもあまり考えられない、と母親としては思うのです。今の視力で生きていくしかない娘を否定していても始まらない。
意見が相違した場合、私が解決するためにするべきと思うことは、『妥協点を見つけること』だと思っています。
例えば、兄弟三人いると、三者三様のことを言い出します。一人は焼肉が食べたいと言い、一人は家でピザを食べたいと言い、一人はママの作ったご飯でいいという。その解決策としては、順番にそれぞれの主張を実現するという方法です。
ビジネスの時にも、お客様からご注文をいただいたのに、どうしても商品の準備が出来ない場合にも、こんな風に出来るだけお客様の意向に沿えるような提案をするようにしています。
【まとめ】パパと娘が喧嘩しました!その落としどころをママなりに考えてみた!
『パパと娘が喧嘩しました!その落としどころをママなりに考えてみた!』としてまとめてきました。子供さんのいるご家庭では日常的に起こる、親子の意見の相違ではないでしょうか。
親は子供の心配をし、子供は子供なりの主張もある。小さいうちは黙って聞いていた子供でも、成長してくると正論を訴えます。頭ごなしに怒っても始まらないので『お互いの妥協点を見つけること』で、解決策を見つけていくのも一つの方法ではないでしょうか。
そんな子供との付き合い方を学べるのがトマス・ゴードンという方が書かれた『親業 子どもの考える力を伸ばす親子関係のつくり方』という本です。
子どもとケンカばかり…、という方には、おすすめな本です。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
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