ブログを書いても書いてもアクセスが集まらない。そんなことはありませんか?アクセス解析ツールを使うとサイトの『直帰率』と言うのを知ることが出来ます。
直帰率とは、あなたのブログを見てくれた人が最初の1記事読んだだけで、あなたのサイトから離れてしまった、離脱してしまった割合を知ることが出来ます。
Googleアナリティクスを導入していると表示される直帰率。例えば、直帰率が0.19%だったとしたら、あなたのサイトを訪れてくれた99.81%の人たちが、2記事目、3記事目とあなたの記事を読んでいる、ということになります。
逆に、直帰率89.23%だとしたら、あなたのサイトを訪れてくれたうちの10.77%の人しか2記事目、3記事目を読んでくれていないということになります。ちょっと悲しいですね。
サイトの直帰率を上げるためにも、最後まで読まれる面白いブログを書くこと、とても大切です。このページでは、面白くて最後まで読まれるブログの書き方について解説していきます。
Contents
- 1 プロフィールの書き方|最後まで読まれる面白い文章構成方法(例文付き)
- 2 ブログの書き方|面白くて最後まで読まれるコンテンツ作り12のコツを解説
- 2.1 ステージ 1 日常の世界/Ordinary World
- 2.2 ステージ 2 冒険への誘い/Call to Adventure
- 2.3 ステージ 3 冒険への拒絶/ Refusal of the Call
- 2.4 ステージ 4 賢者との出会い/Meeting With The Mentor
- 2.5 ステージ 5 第一関門突破/Crossing the First Schleshold
- 2.6 ステージ 6 試練、仲間、敵対者/Tribulation, Friends, Adversaries
- 2.7 ステージ 7 最も危険な場所への接近/Approach to the most dangerous place
- 2.8 ステージ 8 最大の試練/Ordeal
- 2.9 ステージ 9 報酬/Reward
- 2.10 ステージ10 帰路/The Road Back
- 2.11 ステージ11 復活/Resurrection
- 2.12 ステージ12 宝を持っての帰還/Return With The Elixir
- 3 私のストーリーを神話の法則で語ると…。
- 4 まとめ
プロフィールの書き方|最後まで読まれる面白い文章構成方法(例文付き)
ブログの書き方|面白くて最後まで読まれるコンテンツ作り12のコツを解説
ブログにしてもテレビ番組にしても、面白くてつい最後まで読んでしまった、見てしまったという場合には、決まってある秘密が隠されています。
ディズニー映画をはじめとした映画やNHK「プロジェクトX」などテレビ番組にも、どのストーリーにも隠されている秘密。それがこの図のようなストーリーテリングのカーブです。
このカーブは、ステージ1から始まりステージ12までの間に紆余曲折があって、最後には成功を手にする、というストーリーテリングの鉄板法則です。
この法則は、『神話の法則~夢を語る技術』(クリストファー・ボグラー著)に書かれているます。神話の物語の目次には、このように書かれています。
第2章 ステージ・オブ・ザ・ジャーニー(旅の舞台)
ステージ 1:オーディナリー・ワールド(日常の世界)
ステージ 2:コール・トゥ・アドベンチャー(冒険への誘い)
ステージ 3:リフユーザル・オブ・ザ・コール(冒険への拒絶)
ステージ 4:ミーティング・ウィズ・ザ・メンター(賢者との出会い)
ステージ 5:クロッシング・ザ・ファースト・シュレスホールド(第一関門突破)
ステージ 6:テスト、アライズ、エナミーズ(試練、仲間、敵対者)
ステージ 7:アプローチ・トゥ・ジ・インモウスト・ケイブ(最も危険な場所への接近)
ステージ 8:オーディール(最大の試練)
ステージ 9:リウォード(報酬)
ステージ10:ザ・ロード・バック(帰路)
ステージ11:リシュアラクション(復活)
ステージ12:リターン・ウィズ・ジ・エリクサー(宝を持っての帰還)出典:『神話の法則~夢を語る技術』クリストファー・ボグラー著
ディズニー映画などでも、主人公が何かしらの苦難に巡り合う場面ってありますよね。そして、どうすることも出来ない八方塞がりな状況に陥ったとしても、誰かしらの助けてくれる人が現れ、苦難をいくつも乗り越え、最後には成功を勝ち取る、と言ったストーリーです。
NHKのプロジェクトXなどでもその他の番組でも、面白いようにこんなストーリー展開になっています。当たり前すぎる話の展開なのですが、この流れでブログのストーリーも展開していくと、面白くてワクワクして、つい最後まで読んでしまった、と言うコンテンツになります。
ステージ 1 日常の世界/Ordinary World
ストーリーテリングのステージ1は、主人公の日常の世界。問題を抱えた毎日を悶々と過ごしているステージです。
ステージ 2 冒険への誘い/Call to Adventure
そしてステージ2では、主人公が常に抱えていた問題を解決する気持ちに駆り立てられるというステージ。
ステージ 3 冒険への拒絶/ Refusal of the Call
ステージ3では、主人公が問題を解決しないといけないのは分るのだけれど、それまでの生活を変えるのは勇気がいる。新しい世界に飛び込むなんて不安…、そんなステージです。
ステージ 4 賢者との出会い/Meeting With The Mentor
ステージ4では、主人公が日常を変えたい、でも怖い、そんな気持ちでいる中、自分のお手本となるような人との出会うステージです。新しい世界、自分が理想としていた世界にすでに生きている人を見て、自分もこうなりたい、出来るかもしれない、と言う気持ちになります。
ステージ 5 第一関門突破/Crossing the First Schleshold
ステージ5では、新しい世界に足を一歩踏み入れることを決意した主人公が、努力した結果、それまでの日常とは違った、理想の世界に少しだけ近づく出来事が起こります。第一関門を突破したというステージです。
ステージ 6 試練、仲間、敵対者/Tribulation, Friends, Adversaries
ステージ6では、主人公が新しい世界に足を踏み込み、それまでの生活では出会うことが出来なかった新しい仲間や新たなる試練がやってくるステージです。それまでの日常での人間関係が変わり、敵対する人が現れます。
ステージ 7 最も危険な場所への接近/Approach to the most dangerous place
ステージ7は、主人公が理想とする未来をイメージすることが出来ても、すぐにそのステージには行けず、たくさんの試練や様々な失敗、危険な状況が起こるというステージです。
ステージ 8 最大の試練/Ordeal
ステージ8では、主人公のそれまでの日常では起こりえなかったような、八方塞がりな状況がやってきます。
ステージ 9 報酬/Reward
ステージ9では、たくさんの試練を乗り越えた主人公は、一つの成果を手にすることになります。
ステージ10 帰路/The Road Back
ステージ10では、日常から抜け出すことができた主人公が、新しい日常の中で更なる高みを目指して、新しい変化へとチャレンジするステージです。
ステージ11 復活/Resurrection
ステージ11では、幾つもの困難を乗り越え、一回りも二回りも力をつけた主人公が最大の成功を勝ち取るというステージです。
ステージ12 宝を持っての帰還/Return With The Elixir
ステージ12は、最大の成功を勝ち取った主人公が宝を持って帰ってくる、成功を分かち合うというステージです。
私のストーリーを神話の法則で語ると…。
ここまで、ストーリーテリングのための12のコツについて見てきました。この書き方に沿って、一つサンプルのストーリーを見ていきましょう。
- 私は、毎日何十枚とエプロンを縫製する中で、自分が着たいエプロンが無い、と悶々とした気持ちを感じていました。(日常の世界)
- そんな中、服飾専門学校でデザインやパターンを学んだのだから、自分で型紙を引いて作ればいいじゃない、とふと思いついたのです。(冒険への誘い)
- でも、そんなの作っても簡単には売れないだろうし、それよりも確実にお金になる縫製の内職の仕事をしていた方がお金になるかもしれないと考えていました。(冒険への拒絶)
- そんな中、「注文を受けてから作れば在庫も必要ないし、いいんじゃない?」と助言してくれるママ友がいたのです。その言葉を聞いて、悩んでいたエプロン作りに挑戦してみることにしました。(賢者との出会い)
- そして、型紙を引き自分で縫製し、ハンドメイドショップに出品してみると、すぐに購入してもらうことが出来ました。(第一関門突破)
- ハンドメイドショップだけでなく、「うちの店で販売させてください。」と申し出てくれるお店や、別のデザインを作って欲しいという依頼も入るように。でもそれまでの友人の中には、「ハンドメイドショップでは食べてはいけない。パートに出た方がいいよ。」と言う人も現れました。(試練、仲間、敵対者)
- 確かに、ハンドメイドショップでの利益は微々たるもの。在庫を抱え、時間の余裕もないし諦めようと考えるように。(最も危険な場所への接近)
- でも段々と、一度に何枚も注文してくれるお客様が何人もいて下さるようになり、その注文に全力で応える商品を作りました。(最大の試練)
- その結果、それまでの収入の桁を1つ上げることが出来ました。(報酬)
- そして更に利益を上げたいと考え、ブログライティングのスキルを学びました。(帰路)
- ブログ記事の書き方を学び、ハンドメイド商品づくりでは考えられないような収益が上がるようになりました。(復活)
- これからは、たくさんのハンドメイド作家さんに、ショップを営業しながらも収益を増やすことが出来るブログライティングスキルをシェアしたい。次に収益の上がるハンドメイド作家になるのは、あなたですよ。(宝を持っての帰還)
と言ったストーリーです。読みやすいストーリーになったと思いませんか?
まとめ
『ブログの書き方|面白くて最後まで読まれるコンテンツ作り12のコツを解説』としてまとめてきました。ストーリーテリングの12ステップのテンプレートに合わせて話を構築していくと、興味深く最後まで読まれるブログを書くことが出来ると思います。
書き方が分からない、と言う人こそ、このテンプレートを使って話を構成してみるといいですよ。この12ステップをもっと簡素化して、4つくらいのステップにしてもいいと思います。
一度書き方を覚えたら、臨機応変にテンプレートをアレンジすることも出来るようになるかもしれません。ブログを書く人がたくさんいて、競争がし烈になっていることは確かですが、正しいブログライティングスキルを持っていれば、アクセスが集まるブログ構築は可能だと思います。
思い付きの文章ではなく、流れを考えたストーリーを作れるといいですね。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。